読了。「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」佐々涼子。私が読んだのは文庫版じゃないほう。
Amazon Prime Video でドラマ化されたというので名前を知ってはいたのだけど、先日読んだ佐々涼子さんのエッセイがよかったなと思っていたときに原作者だと知り、読んでみたくなったもの。
文章だけなのだけど、生々しい描写もあるこちらの著書、ドラマ化の際、どんなふうに描かれているのかな。
国際霊柩送還のお世話になることはなさそうだけど(たぶん海外には行かないしなあ)、ただ、自分が死んだ後のことを考え直しました。
卵巣がんになって以来、両親より早く死ぬかもしれないという思いがあったので、そうなったときは葬式は本当に家族だけで簡素にやってもらいたい(費用も時間もかけたくない)と思っていたのだけど。あっという間に葬式が済んでしまうようなことは、もし両親が健在であったなら、それは酷なのかもしれないのかなと。
どんな死であっても、きちんとお別れの時間というのが必要なのかもしれないなあ……。ふとそう思ってしまいました。
文庫版も同じ表紙のようなので一緒だろうけど、ブックデザインは鈴木成一デザイン室。
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