自分が高齢になるということ

病気になるのも高齢になるのも、何か区別がつかなくなってきた。病気のほうが大変かなとも思うけど。

「自分が高齢になるということ」読了

和田秀樹さんの本は何冊か読んだように思うのだけど、老年精神科医という肩書きだとは知りませんでした。

 

病気になって将来を悲観したりもするけど、老いに対しての不安もないわけではありません。できないことが増えてくる(既にあるけど)のは仕方ないなと思うけど、ボケてしまったら周りに迷惑がかかるなとか、そういう不安。

そんな老いることへの見方を変えてくれる一冊。

 

85歳を過ぎると、ほぼ全員の脳にアルツハイマー型の変化が起こります。体中のどこかに死因とならなかったがんがあることも知りました。

5ページ

自分ががんになったから、がん家系かと思いつつも、がんで死んだじいちゃん、ばあちゃんはいなかったような?と思ったら、直接の死因かまでは聞いていないけど、両方の祖父母それぞれ○○がんだったよと、母に聞いたことがあります。なので納得。

 

認知症の診断基準となる長谷川式スケールの開発者の長谷川和夫先生が認知症になったというのは、私もどこかで聞いたことがありますが、そのことも書かれていました。

長谷川先生は認知症だとわかった後も、講演会をしたり、インタビューに答えたりとされているようで、認知症になったからといっても、初期なら慌てふためくこともないのだなと理解。

 

長谷川式スケールは、通信制の大学生(福祉系)だったとき、スクーリングでさせてもらったり、家族の認知症テストをするときに見たりして何となくわかりますが、あれ、難しいですよね。できない問題が結構ありました……。

長谷川式認知症スケール | 認知症ねっと
こちらのチェックシートは、認知症のテストで医療機関でも利用される長谷川式スケールの認知症簡易診断プログラムです。認知症かな?と思ったら、まずは自分で一度セルフチェックをしてみましょう。

 

ボケても人と人と会い、頭を使う人が最後までしっかりとしています

68ページ

とありました。私は在宅仕事なので家にいることがほとんどですが、数年前、子どもとうまく話せないなと感じたことがありました。子どもが反抗期で……というのではなく、自分がうまく言葉を発せない。PTAなどは参加していたし、全く人と話さなかったわけではないのだけど、ストレスだったのか、うまく言葉が出ない……と心配したことがありました。

今でも話し上手ではありませんが、少し知人の範囲が広がった今のほうがスムーズに言葉が出るような気もします(私調べ)。

病気になったこともあり、最近まで知り合いを増やすのはやめよう(死んだらつらいかも)と思っていたのですが、死んだらつらいのは私じゃないので^^; たくさんの人と話す機会をつくっていこうと思っているところです。

 

ボケから話が離れてきましたが。

でも、大病をしていろいろなことをあきらめることと、ボケていろいろあきらめること、何となく似ているなと本を読みながら感じました。

 

最後の章「楽しみの種を蒔いておこう」で

「やらなければいけない」という義務感はどんどん捨ててしまい、自分にとって楽しいこと、楽しいからこそやってみたいことを優先させて暮らすようなことです。

158ページ

とあります。今までその楽しみの種を育ててこなかったとしても、高齢になってからでも間に合うと。

 

何かのためでなく、楽しむためにやってみること

160ページ

これが、楽しみの種が見つかることのようです。

 

本の装丁は、鈴木成一デザイン室

 

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