2020年1月からのドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」は腫瘍内科医が主人公。闘病物のドラマは苦手だけど、これは見たいと思いました。
主な出演者
恩田心/松下奈緒 梶山薫/木村佳乃 結城涼/清原翔 夏樹奈海/岡崎紗絵 佐倉莉子/小川紗良 恩田匠/中村俊介 関河隆一/三浦翔平 須藤進/田辺誠一 光野守男/藤井隆 阿久津晃/木下ほうか 高坂民代/高畑淳子 恩田京太郎/北大路欣也
主題歌は 「はるどなり」須田景凪
がんなどの闘病物でお涙ちょうだい的なのは苦手なのだけど、「アライブ」は腫瘍内科医の勝俣先生(@Katsumata_Nori)が企画協力になっていたので、普通のドラマとはひと味違うと思います(思いたい)。
第1話
第1話では石野真子ちゃん演じる患者さんが原発不明がんと診断された後、腹膜がんだとわかり、卵巣がんと同じ治療をされていました。抗がん剤はパクリタキセルとカルボプラチン。私もこの抗がん剤を4回目の再発まで使っています。
>> ずきみのおと(私の卵巣がん雑記ブログ)
ドラマ的な設定は仕方ないけど(薫先生がどうもサスペンスっぽい行動……)、治療シーンなど、私はそうそうと思うことが多かったです。
もちろん同じ卵巣がんの方でも違う処方、違う症状だったり、受け取り方も考え方もいろいろあると思うけど、かなりリアルだなあと思いました。
初めての抗がん剤が投与される場面、「治療始めますね」と言ってからスタートボタンを押し、「ピッ」となる瞬間、あれ、毎回何とも言えない気持ちになります。ピッの音の後に少しずつ抗がん剤が体に流れていくので……。何度やっても私は慣れません。
何か書きたいことはいろいろありますが、1話はこれだな。
勝俣先生がいつもおっしゃっている3つの「あ」、焦らない、慌てない、あきらめない、です。ステキなトモロヲボイスもよかった。
第2話
2話は乳がん。男性の乳がん、珍しいけど、実際にいらっしゃるんだろうな。受診するとき、居づらいよね。マンモグラフィの検査も男性は大変そうだ。
心の義父が「最善を祈り、最悪に備えているだけ」と言う。勝俣先生もよくおっしゃる言葉だけど、冷たくも捉えられるのかも。薫先生に、義父にいらだつと愚痴っていたな。
再発を繰り返している私としては、民代さんに共感を持つかな。お酒、手術前でも飲んじゃうよね(笑)。
薫先生は乳がんサバイバーだったのか。抗がん剤もしたのだろうか。
第3話
末期がん患者、木内陽子(朝加真由美)に対して、夫や娘たちは抗がん剤治療を続けてほしいと思っていたけど。本人の意思を尊重して、治療は行わず、緩和ケアへ。
ドラマでも言っていたけど、緩和ケアというのは、治療ができなくなってからのものではなくて、治療を開始したときから始めるものだと、最近はよく聞きます。私も気になっているけど、急に「緩和ケアをお願いします」とは言いにくいです。病院によっては最初から取り組んでいるところもあるんだろうなあ。
タオルパッキンのトラウマ?を引きずっている薫先生。食材のためだけに心に近づいているのか、ほかにも理由があるのか、その辺のサスペンスチックな展開はまだはっきりせず。
第4話
匠が亡くなってしまい、義父の京太郎も心も悲しみを乗り越えられない様子。北大路欣也さんのこのような役柄、珍しいような気がするな。
三浦誠己さんがゲスト出演、好きな俳優さんなので、見つけるとテンションが上がる(役柄は妻を亡くした設定だったのでしんみりでしたが……)。
第5話
(視聴したけどメモなし)
第6話
(視聴したけどメモなし)
第7話
須藤先生の記事は世に出たのかな……。病院は辞めてしまったのか。
第8話
動けるうちにやりたいことをやりたい。民代さんの言葉は心に刺さるよ。
ハッピースマイル!
第9話
妊婦さんのがん治療、想像以上につらく大変だろうな。子育てを終えた後の私はそのことで悩む必要はなかった……。
ウィッグとお化粧ですっかり莉子ちゃん美人さんに(もともと美人ではあるが)。似合うウィッグを見つけるのは大変だよね。私はすっかり帽子派なのだが。
第10話
莉子ちゃん役の子は、先日見た「サイレント・ヴォイス2」(放送時期は「アライブ」のほうが先だけど)、マイマイ役の方だったのね。よい演技だなあ。
セカンドバースデイ5年目を迎えた薫先生、乳がん再発か。
真由ちゃん役で鈴木結和ちゃん。 >> ジョビィキッズ > 鈴木結和(すずきゆうわ) お見舞いに来た佐伯隼人(丸山智己)の娘さんかな。
第11話(最終話)
治療しながら仕事を続ける姿勢はすごいけど、医師となるといろいろ大変だな。患者さんの目もあるし。
化学療法室内はいつもオープンなのがちょっと気になる。私が通っている病院は基本的にカーテンを閉めていたから、隣の方は声ぐらいしかわからなかった。こちらもぐわーっと寝ちゃうから、閉めておいてもらわないと恥ずかしいのよねん。
脱毛が始まって、バリカンでカットしたらしい薫先生。その後、倒れた後に病室では帽子を脱いだ状態(丸坊主というかスキンヘッドか)だったけど、木村佳乃さん、頭の形きれいよね。「相棒」でも坊主頭を披露していたけど、きれいな形でうらやましい。
ドラマ中で亡くなった方もいたけれど、その後、治療をしながら生きている方がたくさん描かれていてよかった。それぞれ順風満帆でもないのも。そんなよい話ばかりではないもん。
心先生は国立がん医療センターで新薬の開発に携わっているのかな。3年後に薫先生と再会するシーン、あれはセカンドバースデイ? 薬の開発結果? 薫先生も治療しながら(かな?)仕事をしていてよかった。
賛否はあるかもしれないけど、今までで一番がん患者に寄り添ったドラマだったあ。
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