Twitterで面白そうと流れてきたのだけど、注文したら発売日前でした。それが昨日届き、読了。
「ヴィオラ母さん」ヤマザキマリ
ヤマザキマリさんの著書は「テルマエ・ロマエ」しか読んだことがなかったのだけど。
「推しボン!」にヤマザキマリさんが出演されたとき、本に対して熱く語っていたのを思い出しました。
ヴィオラ奏者のお母さん(リョウコさん)がパワフルです。
未婚で子供を産んだ娘(ヤマザキさん)に対して「孫の代まではアタシの責任だ!!」と言い切る。
洗顔石鹸が切れたけど、洗濯石鹸で顔を洗うワイルドさ(すてき)。現在のお写真はなく、ヤマザキさんの漫画で表現されているリョウコさんもワイルド風。
「暮しの手帖」愛読者で、子供たちの服を作ったり、貧しさを感じさせない家計のやりくりをしたりと、シングルマザーで仕事をしながらの生活は大変だったのだろうけど、やりたいことを全力でやっているリョウコさん。
でも、紙粘土から手作りのエピソードはすごい(笑)。
リョウコさんの実家のご家族もユニークな方が多く、リョウコさんの祖父が音楽好きで、小太鼓でラヴェルのボレロをたたいていたというエピソードも愉快。
一読して思ったのは、好きなことには全力でいいんだなということ。
50間近になり、あれこれやってみたいことの中にはこの年で?というのもあったりするのだけど、そんなことはどうでもいいや。そして、自分が笑っていたら、周りの家族も笑っていることができそうな気がしてきました。
ヤマザキマリさんのほかの著書も読みたくなりました。
ブックデザインの後に、撮影 鈴木七絵 の記載あり。
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