読了。「ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール」鈴木鋭智
物事を悪いほうに考え、しかし解決策は見つからず落ち着かないというのを繰り返す私なので、「ミニマル思考」というタイトル、副題の「世界一単純な問題解決のルール」にもひかれました。
そんな私の考え方が少しでも変わるかもしれない? 未来を複雑に考えすぎてうわ~っとなっちゃう方にもお薦めの一冊。
以下、プチ感想など。
「トラブルは起きるもの」という前提でのバックアップの方がむしろ重要なのです。
23ページ
車を運転すれば「パンクしないか、バッテリーが起動しなくならないか」(経験あり)と心配し、パソコンを使えば「急に壊れたらデータをどうしよう」(経験あり)と心配します。
トラブルは起きるものと思っておけば、そうなったときにどうしよう?じゃなくて、そうなっても大丈夫なように手を打っておくというのは最近自分でも感じていました。
面倒くさがり屋こそ、ミニマルに思考しましょう。
33ページ
そう、私は面倒くさがり屋。思考だけでなく、物理的な物事も手間暇かかることが苦手です。ミニマリストにはなれないけど、あの精神はあこがれます。
説得力のある問題提起とは、「気分」を「事実」で代弁させること。
49ページ
問題提起も苦手です。ダンナに何かを説明するとき、主治医に症状を説明するときなど、私は「こうだった」というのを、客観的な事実ではなく、気分で話している気がします。気持ちだけ押しつけたり。ちょっと反省。
「憶測」に過ぎない未来におびえるのをやめて、いま目の前にある「事実」に向き合いましょう。
65ページ
私たちの人生にはタイムリミットがあります。(中略)「解決する価値のある問題」を発見し、「クールに解決するアイデア」を生み出す人生でありたいですか?
163ページ
私はがんサバイバーで再発を繰り返していることもあり、そう人生は長くないとわかっているのに、毎日生活する中で、つい「考えても仕方のないこと」に時間を取ってしまいがちです。これは本当にもったいないんだわ~。
1項目ずつが長くないため、空いた時間に読むのもよし、一気に読むのもよし。思い出したときにぱらぱらっとめくるのもよいなと思った一冊でした。
コメント