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「ただいま!」四年にわたる夫と私の二人三脚闘病記

闘病ドラマとか闘病記録とか、見たくない、読みたくないという時期もありましたが、本はわりと読んでいる気がします。

何となく手に取り、読了。

「ただいま!」四年にわたる夫と私の二人三脚闘病記

 

闘病というと、がんサバイバーの私はすぐ「がん?」と思ってしまうのですが、重症急性膵炎になった外科医の夫の闘病記を奥さん(鈴木照子さん)が書かれたものでした。いや、大変、いや、壮絶。

 

 

4年にわたる闘病の末、車の運転や医師の仕事に復帰までされたのはすごい。

 

一番つらいのはもちろん闘病中の方なのだけど、それを支える側(主には家族かな)も相当大変だと、自分が病気になってからは感じます。

私の家族が大変な思いをしている(とは思うけどどうなんじゃろ?)というよりは、自分が支える側になったら、体力的にも精神的にも乗り越えられない自信があるというか(明言することではないが)。

 

支える奥さんの闘病記なのだけど、時々面白い表現をされたり

左脇腹から右脇腹にかけて、まるで切腹でもしたようになだらかな山形に切られていた。さらに、胸は胃から心臓近くまで垂直に長く切られている。まるで大きな逆Yの字(大きなベンツマーク)のようだ。

「ただいま!」38ページ

医療者への不満の思いであったり、「死にたい」と弱気になったご主人へ、「ふさげるな!」と怒りをこみ上げたり。その時々の率直な思いが表現されていて、人間、そうだよなと思いました。

ご主人側からの闘病記なども読んでみたいものです。

 

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