(2015/05/12)
読了。「TOKYO 0円ハウス 0円生活」坂口恭平
何かで0円ハウスで生活している鈴木さんがいると知ったのだけど、この本のことだったのか、今となってはわからず。先日、大きな書店に行く機会があり、ぶらぶら背表紙を眺めるのを楽しんでいたところ、この本を見つけ、迷わず購入。
ホームレスというと、生活ぎりぎりで、小汚い格好で、弱々しい存在(偏見すみません)かと思っていたけど、鈴木さんはじめ、登場する方々の明るいこと。普通の人と変わらない毎日なんだなあ。
人と関わらないように生きているのかと思えばそうじゃなく、鈴木さんは缶拾いなどでは積極的に人と関わって、合法的にもめないように作業をしている。効率的に仕事をしている。
0円で生活するなんてすごいけど、それをそっくりまねすることは無理なわけですが。考え方などを見習うべきところはたくさんあるなあ。
著者の坂口さんの建築との関わりも面白かった。普通の建築科を目指す人とはちょっと違った路線に行ったようですが、知識がある上で、別な考え方を追求していくのっていいな。いろんな人がいるって面白い。
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