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すばらしい人体

読了。「あなたの体をめぐる知的冒険 すばらしい人体」山本健人

あなたの体をめぐる知的冒険 すばらしい人体
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けいゆう先生(@keiyou30)こと山本健人さんの著書。

今のこの時代に読むとちょうどよい。がんサバイナーな私にとっては、この数年のあれこれが再確認できた一冊。

大きな病気をしたのは2013年の卵巣がん発覚なのだけど、二十数年前に帝王切開で子供たちを出産した経験があり、今のような医学がなかったら、親子ともども生きていけなかっただろうなとずっと思っていました。医学の発展は大変ありがたい。

卵巣がん発覚以降の治療や手術などで経験したことが、こちらの本を読んで納得したり。

「頭から大量の血が流れても重症とは限らない」(52ページ)

そうそう、頭って出血しやすいのねと先日思ったのだった。夫が仕事中、木の枝の下を通った際に頭頂部を切ったらしく、たらーっと血が流れて驚かれたらしいのだけど、本人は全く気づかなかったとか。傷を見たら、前からできていたらしいイボが切れただけなのだけど。

そして、タンコブの謎。子供が1歳前ぐらいに、角で打ち、おでこに見事なたこ焼きのようなたんこぶができたことがあった。本当にプーッと膨れた! 病院に行ったとき、傷口より、頭を打ったほうを心配されたのを思い出した。幸い何もなかったけど、タンコブはしばらく傷が治らなかったなあ。

「本当に怖い膵臓の外傷」(78ページ)

膵臓自体の治療をしたことはないけど、脾臓横にがんが再発した際、膵臓をちょっと切りました。たったそれだけで退院が何日か延びたことを思い出したわ……。切りっぱなしらしく、膵液がちょい漏れたとかで血糖値が上がったりもしたのよねん。仕組みはよくわからないけど。

>> 翌日まさかの(入院3日目)(別ブログ)

卵巣がんの初発時、手術後に装着された謎のポンプとストッキングがあったなあとか

>> 【過去日記】2013年4月23日(別ブログ)

そうか、あれは麻酔ではなく沈静というのかとか

>> 【過去日記】2013年4月17日(別ブログ)

腹腔鏡手術の際、へそに穴が開いていた!のだけど、なーんだ、大丈夫なのかとか、輸血した際の製剤に赤血球と書かれていたのはそういうことかとか、過去の体験と照らし合わせて納得したことがたくさんありました。

>> 熱やら何やら(別ブログ)

スズキマニア的には、科学者、鈴木梅太郎の名前が登場したり(134ページ)、手術で使われる金属製の器具の項で「鈴木!」が出たり(340ページ)、ブックデザインは鈴木千佳子さんであったりと、満足。

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