読了。「静心」大石静
2024年の大河ドラマ「光る君へ」や、今、再放送している朝ドラ「オードリー」を書いた大石静さんのエッセイ。
「オードリー」は今までにないようなドラマなのだけど、その「オードリー」のことも書かれているらしいので読んでみました。
寝れば寝るほど、話したくなる女(男)が、究極のいい女(男)であるということを……
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まひろと道長(@光る君へ)を思い浮かべてしまった。プラトニックな関係ではなかったのよね、あの2人。時代的によくあることなのかもしれないけど、夫ではない男(道長)の子を身ごもったりもした。
夫と養母と三人で、お茶の水のマンションに暮らしていた。
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「オードリー」の主人公は実母と養母がいるのだけど、その経験からなんだろうな。詳細は書かれていないけど。
私が育った家は、神田の駿河台にある宿屋で、そのお客様のほとんどが、文士や学者の先生方だった。
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この辺りも、「オードリー」の椿屋に生かされているんだな。
これまでも何度か、連続ドラマ執筆の最中に入院したし、手術までしたこともあるが……
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「光る君へ」執筆中にご主人が亡くなられたということで、このときも介護しながら大変だったのだろう。ご主人の話は何度も登場していた。
「オードリー」のことでは、
『オードリー』はわかりにくい。ヒロインはもっと貧しく、笑顔で元気な方がいい。という単純な意見を耳にするたび……
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と、当時の視聴者(?)ご意見についても。確かにヒロイン美月は、女優の仕事がなくても生活には困らず、いつもしんみりとしているけれども、そうか、世間はそういうヒロイン像なんだ、今もきっとね。
ヒロイン選考の際、最終カメラテストに残った方々がヒロイン以外の役でキャスティングされているとも。樹里役の井元由香さんのこととかも。こういうのを知ると楽しい。
「アフリカの夜」というドラマでは佐藤浩市氏と鈴木京香さんが元恋人同士という設定だったとかで、この2人の組合せは「新選組!」だと思ってしまった。たぶん見たことないドラマだなあ。最近、昔のドラマの再放送が増えたように思うので、機会あれば見てみよう。
主役の姓名にあまり凝らなくなったとかで(当時)、
特に名字は、鈴木とか、佐々木とか、中村とか、どこにでもある名字の方がいいように思っている。
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そうなのね。しかし、「オードリー」では最近よく名前が登場する鈴木さん、下の名前がわからないのである。下の名前を付けてほしかったー。
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