当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

老いの語らい

(2012/06/16)

読了。「老いの語らい」

今ごろですが、沢村貞子さんに夢中です。
お芝居をしている沢村さんも、テレビに出ている沢村さんも知らないのだけど、著書を読んでみたら、20年以上も前に書かれたエッセイなど、今読んでも色あせない。
ステキな先輩を見つけた感じなのです。

亡くなられたご主人に、自分が死んだら現世のニュースを何かしなくちゃという下りで、オウムの話をしなきゃねという箇所がありました。
ちょうどそのころに対談されたもののようです。
お相手の永六輔さんに「(オウムの話を全部するなら)オウムの裁判が終わるまで生きてなきゃだめ」と言われる沢村さん。

相当先まで長生きしないと終わらないとも言われていましたが、そうです、まだまだ終わらないのですよ~。
逃亡犯の最後の一人がやっと捕まったのですよ、2012年に。

今年(2018年)に一応集結というかたちになりましたね。オウム事件……。

 

同じく永六輔さんとお葬式についても対談されていました。
お二人とも合理的。私もそうありたい。周りは反対するだろうけど。故人の意志が一番大事なんだよな。

献立日記をつけているというエッセイがありました。
私もつけてみようかな。ワンパターン、マンネリ、同じものばかり作っているはず。

お客様が来たという、とある日の日記には「スズキのにぎり」なんて書かれていたそうです。
すごい! ご自分でにぎりを作られたのですね。スズキはいまだ食したことがないのだ、私。おすしのネタにもなるのか。
スズキのにぎりは、「鈴木三姉妹」でもやっていたかな。その回は見逃したけど。

コメント