(2011/11/09)
返却期限は明日やで~~!と、本日朝から読書。で、読了。
絲山秋子『末裔』
どこの書評で知ったのだったかなあ。
中年のおじさんが主人公なのと、家の鍵穴がなくなったというところから始まるお話というのは覚えています。
定年間近の富井氏。
おじさんなんだけど、子供時代の思い出話とかが語られると、ついついおじさんだということを忘れてしまった。
妻を亡くし、長男の嫁とは折り合いが悪く、長女はどこへ行ったのか、弟は外国?
家族がばらばらになってしまっていたのだけど……。
伯父さんの家で過ごしている話とか、かなり好きです。
記憶から忘れかけていたインコとの再会とか、誰も住んでいないはずの家に灯り?とか。
おじさんというか、少年に思えるのは私だけか。
パンツのなる木って(気になる)。
何年か前に購入した(もうなくなっちゃったかなあ?)同人誌の中に谷口敬さんの『パンツの森』という漫画がありました。あんなかわいいパンツじゃないよなあ。あの漫画、かわいくて結構好きだったのだ。
さて、本作の主人公、富井省三さんの東隣には鈴木さんが住んでいるようです。鈴木夫人はめんどくさそうな人物の様子。
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