当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

時代劇入門

何でこの本を知ったのか覚えていないのですが、面白かったぞ。

「時代劇入門」春日太一

NHKでは時代劇をしょっちゅう放映してくれるし、もちろん大河ドラマも最近は毎年見ているしで、そうすると、歴史音痴の私でも、あ、この人は○○のドラマに出ていたときは誰が演じていたとか、ちょっとずつつながっていき、それが楽しい私。

一、なんとなく観る
二、とりあえず知る

「時代劇入門」13ページ

と、時代劇初心者に向けた入門書ということで、このように書かれていました。そうか、いいのよね、そうやって観ても。歴史的な背景がさっぱり分からない(覚えられない)ので、あのドラマでもやっていた場面だなとか、そんな見方だったドラマ視聴なのですが、それでよし(それより鈴木さんを探す方が大切)。

時代劇の歩みが書かれていて、そうか、戦前から時代劇ってあったのかと知りました。関東大震災が起きて映画が撮れなくなって、京都で撮るようになったとか。

「とりあえず知っておきたい基礎知識」もよかった。ジャンルやヒーローの説明、知っておきたいスターなど。私はがんサバイバーなんですが、抗がん剤で脱毛した際、「子連れ狼」に出てくる大五郎の髪型みたいになっているよと説明したことがあったんですが(これ、笑うとこね)、その大五郎が乗っている乳母車って、そ、そうなの!?という設定。機会あればじっくり見たいドラマだわ(実はちゃんと見たことはない)。

「忠臣蔵」の説明もよかった。何回か見たことあると思うのだけど、よくわからない忠臣蔵。中学生のとき、毎年12月になると赤穂浪士の討ち入りうんぬんと話す先生がいたので、12月に起こった事件だとは知っていたのだけど、何で仇討ち?と。

堀部安兵衛という人が関わっているのは、何かのドラマで見たのだけど、そのドラマのタイトルやら演者が思い出せないので、もしかしたら勘違いかもしれない……。

……いや、調べてわかった。NHKの「薄桜記」だ。すっきり。

宍戸大全もわかってよかった。ずっと「○○大全」みたいな大百科的なものと思っていたよ。人の名前だったのねん。こんなページもあった↓(リンク切れしていたらごめんなさい)

>> TBS「水戸黄門大学」/お楽しみ広場:水戸黄門いろはがるた【す】

本書で紹介されている作品で見たことがあるものは結構あった。手元にあるとパラパラと読み返せて便利な本書なのだけど、実は図書館で借りたので、それができず残念。しかし、「時代劇ベスト100+50」という同じ著者の本を注文中。

本書では

鈴木瑞穂の重々しいナレーションが入り

「時代劇入門」31ページ

という記載がありました。鈴木瑞穂さんのお名前は、時代劇ではよくお見かけするのよね。 >> 鈴木瑞穂(タグ)

寿々喜多呂九平という方の名前も登場するのだけど(66ページ)、すずきか?と思いきや、「すすきたろくへい」さんであった。残念。

わくわくして読み終えた一冊。次の「時代劇ベスト100+50」も楽しみ。

コメント