走れ二十五万キロ 「マラソンの父」金栗四三伝

読了。購入したのは昨年で、積ん読に埋もれておったのじゃ……。

走れ二十五万キロ

2019年の大河ドラマ「いだてん」の前半の主人公、金栗四三さんのお話。

著者は長谷川孝道さん。大河の「いだてん」を見て、こんな出来事本当?というのがたくさんあったけど、本書を読んで納得。いや、ホントなのねん。

厚みたっぷりで時間はかかったけど、ドラマ「いだてん」も見ていた方には楽しめる一冊です。

ドラマで勝地涼さんが演じた、四三の同級生・美川君(のモデルになるのかな?)も登場します。雰囲気はドラマの美川君っぽいんだよな。(P50)

2020年4月から「いだてん」は再放送をしていて、今、2回目の視聴中(2020/04/30現在)。ドラマに野口君は初期から出ていたのかと今ごろ気づきましたが、野口君も本書に登場。オリンピック予選は空腹のため失敗と書かれていました。(P56)

河野一郎も登場。政界の爆弾男と紹介されていた。(P181)

箱根駅伝の項には

「早大には浅草の車夫が混じっているのではないか」

P198

という記載があり、これってオリンピックの予選会で車夫の清さんが出場したエピソードの元になったのじゃないかな。

ドラマには登場しない面白エピソードもたくさん載っていて、いだてんファンなら読むべしと思う一冊。

鈴木さんもかなり登場していて

独協(独逸学協会中学)徒歩部の鈴木武という生徒は鈴木孝雄陸軍大将の長男で、鈴木貫太郎の甥だとか。とあるきっかけで四三にますますなついたらしい。(P168~)

パパと呼ばれた東京女子師範(ドラマでは東京府立第二高等女学校)での出席を取る際に

「中村ッ」「鈴木ッ」…。

P220

という記載(これはそういう人物がいたというわけじゃないだろうけど)。

第1回金栗賞マラソンの項で、前述の鈴木武の名が再び登場。(P257 )

世界選手権に出場した鈴木博美選手の名もあり。(P330)

巻末のほうで、老漢との対決という項があり、羽田のオリンピック予選のことが触れられているのだけど、ちょうどこの項を読む直前に「いだてん」再放送のオリンピック予選の回を見ていたので、書かれていたエピソードに、ああ、そうなんだ……と、昔を懐かしむような気持になりました(ぜひ読んで!)。

ドラマと一緒に楽しめる一冊でした。

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