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月経と犯罪

読了。「月経と犯罪 ”生理”はどう語られてきたか」田中ひかる

SNSで見かけて(そのときは別の著書だったかもしれない)読んでみたもの。

今期の朝ドラ「虎に翼」では、主人公・寅子は月経が重くてつらいという設定。寅子の時代、それより前からどんなふうに月経というものが扱われてきたかなど、参考文献もたくさん紹介されていました。

月経期間中の女性の犯罪率は多いとか、月経中でおかしくなっていたから無罪とか、いろいろあったのねえ……。月経期間中の犯罪率が高いというけど、そもそも月の何日かは生理中なのだから、確率は高いよねとかいうことも書いてあったような?(違っていたらすみません)

月経中の女性は忌むべきものということで小屋に隔離されていたことがあるとか(日本でも)、現代の日本では考えられないようなことも知りました。

私は月経前症候群というのはあまり感じなかったと思います。月経中はぐったりしていたけど。冷や汗が出たり。それが犯罪行動につながるというのは本当に思われていたのかなあ。イライラするとかはあるだろうけどね。

「被告は当時月経のため心身耗弱の態なりしを以て減刑の価充分なり」として執行猶予を主張した弁護士の鈴木富士彌(19ページ)  >> 鈴木富士彌(Wikipedia)

「犯罪論及女性犯人」の著者・鈴木券太郎(55ページ)  >> 鈴木券太郎(Wikipedia、こちらの著書の名前は違っているかもしれない。「犯罪論女性犯人」となっている)

などの鈴木さん登場。

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