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越前の女

読了。「越前の女」石川真介

文庫版や電子版が出ているようだけど、私が読んだのは単行本サイズのほう。


前に読んだ「不連続線」(ドラマ化もされた)の登場人物がこちらにも登場するとどこかで見かけたので読んでみました。

「不連続線」の主人公だった吉本紀子が推理作家となって登場、愛知県警の上島警部は名前だけ登場。

以下、ネタバレあり。

越前の女ということで、4世代にわたる女性が登場。孫娘以外は、それぞれ夫を早く亡くし、苦労してきた女たち。

名前を見たことがあるなと思っていた武生シティホテルの大地明子は「不連続線」に登場したホテルのスタッフか。

リョウ(祖母)、京子(母)、亜紀と続くのだけど、亜紀の話がメインかな。夫が突然東尋坊から落ちて亡くなるのだけど、殺人事件に違いなと思いながら時効が過ぎてしまう。

だんだんと真相に近づくのだけど、吉本紀子に言われたことを守らず、最後は犯人(畑山)を殺しちゃう。ツバを吐きかけたり、「死に損ない」と罵ったりはしたけど、さすがに殺さないだろうと思っていたら、最後は首を絞めてしまう。

ところどころ、それ、何だっけ? 誰だっけ?があったり。私の記憶力よ……。

紫式部公園が登場し、「光る君へ」を思い出し、朝倉義景よしかげの名前で「麒麟がくる」のユースケ・サンタマリア氏を思い出し、ああ、越前なのねと知る(遅い)。

主人公の夫・土橋顕二を発見したのは、すずき漁の釣舟、主人公の亜紀が務めていたレビュー学院(学習塾)の院長は鈴木俊光

吉本紀子が登場する作品をほかにも読んでみる予定。

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